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伝心
奥越前の自然、気候、人が醸した。
人が面と向かい、話し合うだけでは心を通い合わせることが出来ない時、酒が
一滴の魔法となって心を伝え、和を結ぶことが出来る。
私たち日本人は、遥か昔からそんな知恵を大切に育んできたのだと思います。
人が和を結び、人の輪が結ばれること願って醸した酒「伝心」。
時に力強く、そよぐほどに優しく、包み込むほど穏やかに、そして凛として。
四つの個性をお楽しみ下さい。
土 全国有数の酒米産地、奥越前。
良い酒造りは良い酒米づくりから。
良い酒米づくりは、良い土壌づくりから。
「五百万石」「山田錦」「越の雫」。
伝心を醸す酒米は、そんな思いを込めながら、この土地に生きる、
熱心な篤農家の手で育てられている。
稲 稲作がもたらす黄金の風景。
春。代掻きを終え、水を張った田圃に夕日が差し込む時。
そして秋。たわわに実った稲穂が、こうべを垂れて風にそよぐ頃。
年に二度、健やかな緑の奥越前は、黄金色に光り輝く。
雪 霊峰白山の懐に抱かれた奥越前。
四方を囲む山々に降り積もった雪は、ゆっくり、ゆっくりと地中に染み込んでいく。幾年の時を重ね地下水脈にたどり着き、そして酒蔵の井戸へと流れ伝う。酒の命である仕込み水。
それは絹のようなやわらかさと、豊富な水量を保ちつつ、
創業百有余年を経た今日も滔々と湧き上がる。
凛 厳寒の冬、凛とした空気が張り詰める酒蔵。
寒仕込み。冷水と闘うような手仕事の洗米、
ニ昼夜をかける麹造り、
十五日間の酒母造り、添え・仲添え・留添え、
もろみ管理、そして搾りまでの一ヶ月超。
酒造りにとって、最高の環境がここにある。
蔵元ホームページより抜粋


≪伝心との出会い≫
≪伝心≫との出会いは、ある酒問屋主催の試飲会でした。

四種類ある≪伝心≫シリーズを全てじっくりと試飲してみましたが、それぞれ違うタイプの造りの中に共通して感じたのが、香り・味わい共に雑味の無いクリーンでピュアな印象です。

一口ふくむと、何の抵抗も無く す〜っと滑り込み、
口の中に ふわ〜っと広がっていきます。

四種類とも価格的に十分納得の出来るパフォーマンスで、これなら是非お客様に紹介したい!! と思い早速、蔵元に交渉したところ、この≪伝心≫は蔵元の審査をパスした特約店にしか販売しない限定流通商品との事、しかも近々ラベル・中身を一新し、リニューアルをするので、新規の取引はその後と言われ待つこと数年。 蔵元に審査も無事にパスし、特約店契約を結び、待ちに待って、ようやく当店に入荷してまいりました!!


≪業界初!! 切り抜きラベル≫
画像では少し分かり辛いかもしれませんが、このラベルは≪伝心≫の文字が切り抜かれています。今まで箔押しのラベルはありましたが、切抜きは業界初で非常に目立ちます。

これは単に目立ちたがり屋精神で採用されたのではなく、蔵元ではリニューアルする際に徹底的に米にこだわり、造りにも一切の妥協をせず、渾身の一本を生み出すべく最大限の努力を行ってまいりました。

その思いを何とかラベルにも表現したいとの考えから採用されたのが、この切り抜きラベルで、蔵元のこの酒に対する愛情・自信を表しています。



≪米へのこだわり 伝心秘話≫

この蔵のある奥越前地方は、日本有数の酒造好適米「五百万石」の産地です。この五百万石は、お米そのものの「コク味」が魅力。蔵ではこの五百万石にこだわり、契約栽培農家の方と減農薬・無化学肥料栽培五百万石などをつくっています。また、「よりきれいな味わい」を目指し、「越前山田錦(北陸で栽培に成功)」、「越の雫(新種)」などの栽培を行っています。

また、仕込水は、無色透明、中性。カルシウムやマグネシウムという、酒づくりに必要な有効成分を含みながら、鉄分・マンガンなど、お酒に不適切な成分はきわめて少ない白山の雪解け水を使用しております。
≪本物の地酒屋を目指し≫
本物の地酒屋とは、全ての原料を地元産のみ使用する事と言われておりますが、この蔵元ではさらに、その土地の持つ力『地力』を最大限引き出すために、化学肥料は一切使わず、農薬も必要最低限ギリギリの量しか使っておりません。その土地の持つ『地力』をも汲み取って初めて本当の本物の≪地酒屋≫であると蔵元は考えています。

≪酒米研究会≫の発足
さらに、酒米の品質向上・安定品質を目指し、このような取り組みが行われております。
酒米は全て地元の契約農家が栽培したものを使用しておりますが、やはりどうしても各農家により味わいにバラつきが出てきてしまいます。 そこで、各契約農家・蔵元とで『酒米研究会』を発足し、各農家から栽培された米をブレンドせずに、それぞれの米で同じように酒を造ります。
つまり、
これはAさんの栽培米で造った酒。
これはBさんの栽培米で造った酒。
このように数種類造った酒を『酒米研究会』の皆で味わい、誰の栽培米で造った酒が一番美味しいか、何故この栽培米で造った酒は不味いのかを皆で話し合い、県の食品機関で成分分析をしてもらい品質向上に努めています。
このような試みは各農家の方々の切磋琢磨につながり、安定した高品質の酒米を得ることが出来るようになったのです。
この≪伝心≫は、地元農家と蔵元が、がっしりとタッグを組み生み出されている、まさに≪地酒≫なのです



【土】【稲】【雪】【凛】

伝心は、奥越前の自然、気候、そして人が醸したお酒です。

春、田を起こしているときの
『 土の香り 』

夏から秋、その土に
『 実った稲 』が、黄金色になって風にそよぐたおやかさ。

その稲を育み、また酒の命である仕込水となる
『 山々に降る雪 』

そして厳冬、酒造りにとって最適な環境をもたらす
『 凛と張り詰めた大気 』

今回伝心を新しくする上で、その姿も伝心の酒造り構成する【土】【稲】【雪】【凛】という、奥越前の風土を再現したいと思いました。
酒蔵 当主談





奥越前を育む≪土≫の力強さ
【本醸造】
辛口ながらも旨みの乗った まろやかなタイプ。
ダレの無いキレのある後味で、グイグイ引き付ける 味わい深い力強さがあります。 この価格帯では信じられない程の高コストパフォーマンスで、満足度120%の本醸造です。
 
原材料 五百万石
精米歩合 65%
alc度数 15〜16度
酒度 +2.5
酸度 1.0
アミノ酸度 1.3
商品番号:10025  伝心≪土≫ 720ml
(消費税込) 998

商品番号:10026  伝心≪土≫ 1800ml
(消費税込) 1,995


風にそよぐ たわわな稲穂
【純米酒】
ふんわりと優しく、なめらかな喉ごし。
しっとりとした味わいの中にキレの良いシャープさも併せ持つ純米酒。 これは、使用米の奥越前が発祥の『越の雫』の特徴で、この特徴を上手く引き出し、上品にまとめ上げてあります
 
原材料 越の雫
精米歩合 65%
alc度数 15〜16度
酒度 +2.5
酸度 1.4
アミノ酸度 2.1
商品番号:10027  伝心≪稲≫ 720ml
(消費税込) 1,208

商品番号:10028  伝心≪稲≫ 1800ml
(消費税込) 2,415


奥越前を包む 雪の清々しさ
【純米吟醸】
しっとりと滑らかなニュアンスの中に清々しいシャープなキレを持ち、派手さの無い穏やかな香りと、まろやかな味わいに奥行きがあり、味わい深さが増しています。 
飲む者を≪うっとり≫とさせる魅惑の純米吟醸です。
 
原材料 山田錦・五百万石
精米歩合 各55%
alc度数 15〜16度
酒度 +6
酸度 1.4
アミノ酸度 1.2
商品番号:10029  伝心≪雪≫ 720ml
(消費税込) 1,575

商品番号:10030  伝心≪雪≫ 1800ml
(消費税込) 3,150
≪雪≫は、720ml/1800ml共に
化粧箱に入っております。

ギフトにも是非ご利用ください。




寒仕込み 凛とした酒蔵から
【純米大吟醸】
美しく綺麗な香りには一切の雑味が無く、芳醇な味わいも非常にピュアーで繊細なエレガントさがあり、全体が凛と引き締まっています。化粧をした美しさではなく、素顔からにじみ出た品性のある美しさが感じられる逸品です。
 
原材料 越の雫
精米歩合 45%
alc度数 16〜17度
酒度 +2.5
酸度 1.4
アミノ酸度 1.2
商品番号:10031  伝心≪凛≫ 720ml
(消費税込) 2,625

商品番号:10032  伝心≪凛≫ 1800ml
(消費税込) 5,250
≪凛≫は、720ml/1800ml共に
化粧箱に入っております。

ギフトにも是非ご利用ください。



伝心の酒造りに共鳴し、良質な酒米作りに取り組む、
契約栽培農家の方々の≪新伝心≫を試飲したコメントが届きました。
 朝日繁治さん(五百万石・越の雫・山田錦)

 特に『越の雫』を使った≪稲≫や≪凛≫が美味しかった。口当たりが軽くて喉ごしもいい。
 板橋利幸さん(山田錦)

 すべて美味しい。特に個人的には≪雪≫が好みだ。
 江川敏夫さん(五百万石・越の雫)

 自分で作った米の酒は、みんなうまい。親戚などに試飲してもらったが、特に≪凛≫の評判が良かった。
 木下通雄さん(五百万石)

 自分の米が飲まれるのは嬉しい。みんな美味しかったが、青い瓶の≪凛≫が印象的だった。
 斉藤正則さん(五百万石)

 五百万石で醸した≪土≫や≪雪≫を飲んだが、美味しいの一言。自分の米を飲んでいる感じだ。
 松田長太郎さん(五百万石・越の雫)

 俺が作った米が、こんな味になるのか。うまい。酒が近い存在になり、米を造る醍醐味・楽しみが増えた。
 安川与治雄さん(五百万石・山田錦)

 山田錦を使った≪雪≫の口当たりが良かった。多くの人に自分の作った米で醸した酒を飲んでもらいたい。





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